アメリカへ!!: これからの仮想定規
2019年 04月 23日
アメリカへ!!
仮想定規は2016年旗揚げ国内公演と並行して2017年、2018年スコットランドでの海外公演へ挑戦をしてきました。
歩き始めたばかりのひよっこである我々の旅は正直、平穏なものではく波乱万丈な珍道中でした。
日本で支えてくださる方や旅先での出会いに恵まれ、勇気を持って歩んだ「一歩」が必ず「次の一歩」へと道を示してくれました。
一年目の旅先での出会いが次の年のフィンドホーン(スコットランドの北)への公演や交流へと繋がった奇跡に、驚きと喜びを感じて帰国した二年目。
帰国から数ヶ月たった頃思わぬ打診が舞い込みました。
それはアメリカからのメッセージでした。
「あなたたちの"The Gate"をスコットランドフリンジで観たのだけれど、ぜひ、うちの大学でそれをやりたい」
…へっ?!
疑心暗鬼です。
「あなたは誰ですか?」
「うちは小さなひよっこ劇団ですよ?」
「美味しいご飯のあとに怖いデザートでも?」
「何千もあるフリンジ作品の中で?」
「大学って?何?」
ひとつひとつ英語で確認し、やり取りを重ねました。
結論
アメリカの大学からの正式なオファーでした。
「次年度の芸術学部の生徒さんが上演を目指すテキストとして"The Gate"の演出をお願いしたい、ひいてはその作品に携わった作家、作曲家、翻訳家の創作過程を講義して欲しい。」
打診してくれた芸術監督のD氏は数ある海外作品の中で我々の作品に惚れ込んで下さり、他の海外作品との熾烈な競合を勝ち抜いてからの(知らぬところで)オファーを下さったのだそうです。
これまでにインドネシアの人形劇団や、そうそうたる海外作品を招聘されてきた同氏は「自分の目に狂いはない」と仮想定規の"The Gate"を評価してくださいました。
この活動がアメリカと日本の国際的な文化交流へと繋がることを期待する、という信念を伝えていただきました。
そんな?!
だって初日のお客様、「ひとり」から始めたんですよ!
毎日ヘロヘロになりながらチラシを街中に張って良かったーー!!
その中にD氏がいてくださったこと、そして預かり知らぬところでご尽力いただき、こんな未来がおとずれたこと!
感謝し感動で震えました。
我々の力の限り、全力でチャレンジさせていただきます。
仮想定規は2020年アメリカへ進出します。
大学での"The Gate"上演は大きなチャレンジです。
が、そのチャレンジに甘んずることなく
その後ニューヨークにて新作
「After Ever Happily Ever After」のワールドプレミアムを行う予定です。
それに先立ち国内公演もやります。
東京公演
The Book~After Ever Happily Ever After~
10/30日~11/4日
岩手県千厩
The Book~めでたしめでたしのそのさきの~
11/26日
11/27日
旅はまだまだ続きます
覚えていただきますと幸いです
私たちがKaso Jogiです。
青木砂織
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