疫病+妖怪
2021年 06月 08日
疫病+妖怪は昔からセットで語られる…この不思議の謎を解きたくて今作を書きました
「百こ鬼び夜と行く」
6/25日~27日:三日で三ステージ
「武漢でそんな事が起こっているらしいよ~」の頃アメリカニューハンプシャーの大学で授業をしていて、その後「日本では客船で感染」の頃、ニューヨークで公演準備をしていた。
我々演劇人は声を守るため普段からマスクをしていたのだが、その頃はマスクが珍しく習慣の違いもあり奇異な目で見られていた。
だんだんチケット予約のキャンセルが出始めて、ドラッグストアからサニタライザーが品薄になり、状況変化に伴い公演受付に「ご自由にお使いください」と、手指消毒の液剤を置いたらニューヨークのお客様に「日本人はそんな事にまで気を使うの?」と驚かれた。マスクが買えないという現地の友人に手持ちのマスクを全て渡し、いざ
帰国の頃にだんだんと中東系→中国系→そしてヨーロッパ系→北米系の順番で航空会社が飛行機の減便や欠航をアナウンスしはじめ、かろうじて乗り込んだカナダのトランジットで帰国
そして浦島太郎状態
日本でマスクが買えない…
見た目が可愛いから とたまたま買ったサニタライザーが日本の家族や友人に「なによりのお土産よ!」と喜ばれる
なんじゃこりゃ?!
半年間の過去の日本語のニュースを読みまくり噛み砕く。
アメリカでの捉え方と日本での捉え方の違い
あれ?こんな感じ前にもあったなぁ…
そうだ!
9:11の時、エジプトカイロから飛行機に乗り、なぜだかトランジットなのに経由国に降りられず機内に留め置かれ
成田空港に着いたらガラーンとしてて、空港職員さんにせかされるように慌てて飛行場から外に出された。
「???」としてたら、お迎えに来てくれた友人がやけに心配していて「こんなことがあった!」と新聞やテレビを見せながら説明してくれる内容を「またまた~」と半信半疑で聞いていた。
あの時と同じく、自分がその時居た場所とニュースとの温度差に後で驚く
帰国すぐのテレビニュースでは、ニューヨークで通っていた見慣れたスーパーマーケットに長蛇の列が並び、その数日後のニュースでは同じ店にベニヤ板が打ち付けられ閉鎖されていた。
covid-19とはそんな出会いでした
あれから 慣れない家籠もり
仕事や暮らしの変化
なにより他者との断絶
不安や不満もありますがそれよりも、その一連の出来事が人間になにを伝えようとしているのかの「謎」を知りたいと思っています。
観劇ご来場は、時節柄ご無理のない範囲でご検討ください
客席数は制限しております
もし、観ていただけたら嬉しいです
青木砂織
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仮想定規スピンオフ公演
『百こ鬼び夜と行く』
・作/演出 青木砂織
・音楽 ほんだまこと
【出演】
樋口浩二
末廣円
関根靖晃
栗木健
オクトウミユ
ほんだまこと
青木砂織
山本政保
水谷ヒサヤ
鶴田まや
星達也
【公演日時】
6/25(金) 19:00
6/26(土) 14:00
6/27(日) 14:00
【会場】
中野スタジオあくとれ
https://nakano-actre.jp/root.html
【チケット】
一般 3000円
小学生以下 無料
(お席の確保のためご予約をお願いします
【ご予約】
by KASOJOGI
| 2021-06-08 01:05
| 2021 百こ鬼び夜と行く